![]() 混合のための方法および装置
专利摘要:
粒子状物質を有する液体を混合するための装置および方法が、液体を収容するための容器と、実質的に垂直な軸を中心にして回転する軸流インペラとを含んでいる。インペラは、液体の全高の約4分の1〜2分の1である距離だけ、液面の下方に沈むように構成されている。インペラは、(a)容器の垂直軸に沿って位置する内側の上方流領域と、(b)インペラの上方に位置し、液体が容器側壁に向かって半径方向外向きに移動する過渡流領域と、(c)側壁に沿って位置する外側の下方流領域とを生み出すべく上方へと向けられている。インペラが可変の速度で回転し、流れが液体において毎分約1フィートまでの沈降速度を有する固体粒子を同伴することができ、インペラの速度が、所望の沈降速度を有する粒子の容器底部への沈降を可能にするように選択される。 公开号:JP2011507690A 申请号:JP2010539850 申请日:2008-12-19 公开日:2011-03-10 发明作者:ウォジシエチ・ウィチャルコウスキー 申请人:フィラデルフィア・ミキシング・ソリューションズ・リミテッドPhiladelphia Mixing Solutions, Ltd.; IPC主号:B01F7-22
专利说明:
[0001] 本発明は、液体を混合するための方法および装置に関し、特に液体を固体粒子と混合するための方法および装置に関する。] [0002] 本出願は、2007年12月21日付の米国特許仮出願第61/016,126号の優先権を主張し、この米国特許仮出願の内容は、その全体がここでの言及によって本明細書に組み込まれる。] 背景技術 [0003] 混合容器を、さまざまな産業用途に使用することができる。混合容器はアルミナの製造において沈殿装置(precipitator)として、廃水の処理において嫌気性消化装置として使用することができ、他の多数の用途に使用することができる。例えば、アルミナの製造においては、ドラフト管混合装置およびきわめて長い軸上にインペラを備えている機械式の撹拌装置という2つの主要な混合技術を、典型的に使用することができる。] [0004] ドラフト管機械式混合装置は、典型的には、混合容器の深部に達する管の内側に送液インペラを有することによって、浮遊した固体粒子の垂直循環をもたらしている。容器およびドラフト管には、通常は障害物は存在しないが、アルミナが流速の低い領域において容器の壁に付着する可能性がある。この容器の壁の内側へのスケールの付着を防止するために、典型的には、容器にバッフルが備えられている。残念ながら、これらのバッフルが、容器の内部の液体の回転を抑制または阻止する。] [0005] たとえ容器の壁の内側にバッフルを備えても、付着物が最終的にバッフルおよび容器の壁に蓄積する可能性がある。このような沈殿装置の容器を、アルミナ付着物を清掃するために定期的に停止させなければならない。容器が充分に頻繁に清掃されない場合、付着した材料の重量によって内部のバッフル構造に崩壊が生じる可能性がある。しかしながら、清掃は、製造サイクルに混乱を引き起こすことが多く、費用が高くつく可能性がある。] [0006] また、ドラフト管沈殿装置は、典型的には、バッフルへの付着物の蓄積を最小限にするために、高い流速で運転されなければならない。したがって、インペラ羽根の速度も高くなくてはならず、結果として、インペラ羽根の先端の腐食が速くなる可能性がある。インペラ羽根の腐食によって、インペラの頻繁な交換が必要になる可能性がある。] [0007] ドラフト管混合装置の代案として、長いインペラ軸(インペラ羽根を液面のはるか下方に沈めることができる)を有する混合装置も使用することができる。これらの容器は、混合装置が半径方向の速度成分が小さいもっぱら旋回の流れを生じさせることができるため、バッフルなしで運転されることもある。したがって、容器の壁へのスケールの付着の傾向は最小限になるが、容器の中心における乱流が少ないがゆえに、結晶が低速で回転するインペラ軸およびインペラ羽根に付着する可能性がある。この付着ゆえに、インペラアセンブリへの付着物を清掃するために、容器の定期的な停止が必要になる可能性がある。] [0008] 液体および固体を混合する他の方法が、米国特許第6,467,947号に記載されている。この混合装置は、短いインペラ軸と放射状のインペラ羽根とを備えており、インペラ羽根が液体の表面に隣接して位置している。インペラ羽根の回転運動が、固体粒子の懸濁を可能にする容器内の旋回運動を生じさせる。しかしながら、放射状のインペラ羽根の使用は、エネルギーの観点から、粒子の懸濁を非効率的にする可能性がある。また、この方法は、混合装置の高い速度を必要とする可能性があり、インペラ羽根の腐食が重大になる可能性がある。] [0009] 本発明は、容器における連続的な混合のための混合装置および方法であって、容器の壁およびインペラアセンブリへの付着物の蓄積を最小限にするとともに、インペラ羽根の腐食を抑えて保守作業の間の稼働時間を長くする混合装置および方法を提供することができる。] [0010] 粒子状物質を有している液体を混合するための装置が、液体を収容するための容器を備えている。容器は、側壁および底部を備えている。軸流インペラが、実質的に垂直な軸を中心にして回転し、液体の全高の約4分の1〜2分の1である距離だけ液面の下方に沈むように構成されており、(a)前記垂直な軸に沿って位置する内側の上方流領域と、(b)インペラの上方に位置し、液体が容器の側壁に向かって半径方向外向きに移動する過渡流領域と、(c)側壁に沿って位置する外側の下方流領域と、を生み出すべく上方へと向けられている。インペラは可変速であり、流れが、液体において毎分約1フィートまでの沈降速度を有する固体粒子を同伴することができ、インペラの速度が、所望の沈降速度を有する粒子の容器底部への沈降を可能にするように選択される。] [0011] 粒子状物質を有している液体を混合する方法も開示される。この方法は、液体を収容するための容器を用意するステップと、実質的に垂直な軸を中心にして回転する軸流インペラを用意するステップとを含んでおり、前記容器が、側壁および底部を備えており、前記軸流インペラが、液体の全高の約4分の1〜2分の1である距離だけ液面の下方に沈むように構成されており、(a)垂直な軸に沿って位置する内側の上方流領域と、(b)インペラの上方に位置し、液体が容器側壁に向かって半径方向外向きに移動する過渡流領域と、(c)側壁に沿って位置する外側の下方流領域と、を生み出すべく上方へと向けられており、可変速であり、流れが、前記液体において毎分約1フィートまでの沈降速度を有する固体粒子を同伴することができ、インペラの速度が、所望の沈降速度を有する粒子の容器底部への沈降を可能にするように選択される。] [0012] 液体を混合する方法が開示され、そのような方法が、上端と、下端と、上端と下端との間を延びる実質的に円筒形の収容壁とを有している容器に、液体を供給するステップ、実質的に垂直な軸を中心にして回転し、回転速度を調節するための手段を有しており、前記上端から前記下端までの距離の約4分の1〜2分の1に位置する位置へと前記液体に沈められる軸流インペラを用意するステップ、および前記軸流インペラによって前記液体に、(a)前記下端から前記上端に向かって移動する前記垂直な軸に沿った内側流と、(b)前記軸流インペラから前記収容壁に向かう外向き流と、(c)前記上端から前記下端に向かって移動する前記収容壁に沿った外側流とを含む流れを生成するステップを含んでいる。] [0013] これらの装置および方法が、直径に対する側壁高さの比が少なくとも3であり、かつ/または少なくとも45度の傾斜を有する円錐形の底部を有している容器を備えることもできる。インペラを沈めることができる。流れは、好ましくは連続的である。容器が、ほぼ液面から軸流インペラまで容器の側壁に沿って長手方向に延びているバッフルを備えてもよい。] [0014] 従来技術の欠点および特定の実施の形態の利点は、背景として提示されており、本発明は、本明細書において説明または暗示される課題または解決策に限られない。本発明のいくつかの態様が、本明細書に示されるいくつかの実施の形態において説明されるが、本発明は、特定の実施の形態には限定されず、むしろ特許請求の範囲の最大限の広がりに従って広く解釈されるべきものである。] 図面の簡単な説明 [0015] 混合装置の概略図であり、液体の流れの各領域の向きを説明している。 図1の装置の別の概略図であり、液体の流れの各領域における粒子の移動を説明している。 バッフルを備えている混合装置の概略図であり、本発明の別の実施の形態を示している。 図3の装置の別の概略図であり、液体の流れの各領域における粒子の移動を説明している。 本発明の実施の形態において使用することができるインペラの斜視図である。] 図1 図3 実施例 [0016] 本発明の好ましい構造および機能を説明するために、図1を参照すると、混合アセンブリ100が、容器アセンブリ102およびインペラアセンブリ104を備えている。容器アセンブリ102は、容器側壁120および容器底部124を備えており、容器高さ128および容器直径130を定めている。容器側壁120が、容器側壁内表面122を備えている。容器底部124は、傾斜126を備えている。インペラアセンブリ104が、インペラ羽根140、インペラ軸142、機械駆動部144、および(随意による)ハブ146を備えている。] 図1 [0017] 容器アセンブリ102の内部において、液体160が、図1に最もよく示されているとおり、液面162、上方流領域164、過渡流領域166、および下方流領域168を含んでいる。粒子が、容器アセンブリ102の内部に存在する場合には、浮遊粒子106および沈殿粒子108を含んでいる。粒子は、図2に最もよく示されるとおり、粒子上方移動領域200、粒子過渡移動領域202、粒子下方移動領域204、および大型粒子収集領域206を定めている。] 図1 図2 [0018] 典型的な実施の形態においては、混合アセンブリが、この実施の形態において液体160における沈降速度が最大で毎分約1フィートであるアルミナの浮遊粒子106に相当する最大で約63ミクロンのサイズのアルミナの浮遊粒子106の上昇および懸濁を可能にするように設計されている。本明細書および特許請求の範囲において使用されるとき、用語「沈降速度」は、周囲の液体または溶液よりも大きな密度を有しており、液体または溶液から沈殿するために充分に大きい浮遊粒子について、そのような粒子の混合容器の底部に向かう移動速度の垂直軸成分を意味する。一般に、所与の液体において、より大きな粒子は、同じ密度のより小さな粒子に比べ、より大きい沈降速度を有すると予想することができる。また、一般に、液体内に浮遊する所与のサイズの粒子であって、より低い密度または粘度を有する粒子は、液体内に浮遊するより大きな密度または粘度の粒子と比べ、より大きい沈降速度を有すると予想することができる。したがって、浮遊粒子よりも大きい粒子(すなわち、沈殿粒子108)は、容器底部124に向かって降下し、除去の対象とすることが可能である。容器アセンブリ102のサイズおよび形状ならびにインペラアセンブリ104のサイズ、速度、および構成を、本明細書の開示および所望の用途(液体および粒子の特性を含む)に照らして、従来からのサイズ決定基準に従って選択することができる。したがって、混合システムの構成要素を、所望の粒子サイズの沈殿を達成するように選択することができ、選択後に運転することができる。本発明は、63ミクロンの粒子および最大で毎分約1フィートの沈降速度を有する粒子の上昇および懸濁を達成することが実証されているが、本発明は、任意の大型または小型の粒子サイズあるいは任意の低い沈降速度または高い沈降速度を有する粒子の上昇および懸濁を包含するため、とくに特許請求の範囲に明示されない限りは、上記の粒子サイズまたは沈降速度に限定されない。] [0019] 容器アセンブリ102は、好ましくは円筒形の形状(円形の断面を有している)であり、任意の容器高さ128および任意の容器直径130を有することができる。好ましくは、容器高さ128が、容器直径130の値の少なくとも3倍である。個々の寸法を、液体および粒子のパラメータならびに所望の用途の目的に応じて、周知の設計原理に従って選択することができる。容器側壁120および容器底部124を、これに限られるわけではないが、ステンレス鋼など、任意の材料で製作することができる。容器側壁120および容器底部124を、関連技術において公知の任意の他の材料でも製作することもできる。容器側壁120を、これらに限られるわけではないが、溶接、リベット留め、または関連技術において公知の任意の他の方法など、任意のやり方で容器底部124へと取り付けることができる。] [0020] 図1および2に示した実施の形態においては、容器側壁内表面122および容器アセンブリ102の他のすべての部分が、バッフルを有していない。バッフルが存在しないことは、容器側壁内表面122へのスケールの蓄積を防止するうえで役立つであろう。本発明は、当然ながら、バッフルを持たない容器に限定されない。例えば、図3および4は、バッフル123を有する容器アセンブリ102を備える混合アセンブリ100’を示している。バッフル123は、容器側壁120から任意の距離だけ半径方向内向きに延びることができる。好ましくは、バッフル123が、容器側壁120から半径方向内向きに、容器直径130の1/8〜1/20の間の距離だけ延びており、より好ましくは容器直径130の約1/12に等しい距離だけ延びている。バッフル123は、容器側壁120に沿って任意の距離だけ長手方向に延びることができる。好ましくは、バッフル123が、容器側壁120に沿って長手方向にほぼ液面162からインペラ羽根140まで延びている。理論に制約されるものではないが、混合アセンブリ100’にバッフル123が存在することは、下方流領域168の回転速度を所望のレベルに抑えるうえで役立つことができ、混合アセンブリ100’の粒子上昇能力(例えば、より大きな粒子106またはより大きな沈降速度を有する粒子106を液体160に懸濁させた状態に保つ能力)を改善することができる。] 図1 図3 [0021] 容器アセンブリ102は、浮遊粒子106のための沈殿装置としての使用に適した任意の容積であってよい。1つの典型的な実施の形態においては、アルミナ用の沈殿装置を、約17ガロン、20ガロン、500ガロン、30,000ガロン、60,000ガロン、および140,000ガロンの容器アセンブリ102の容積にて設計した。別の実施の形態においては、石炭スラリーの混合装置を、約5ガロン、100ガロン、および600万ガロンの容器アセンブリ102の容積にて設計した。] [0022] 容器底部は、任意の形状であってよい。図に示されている好ましい実施の形態においては、容器底部124が円錐形であり、少なくとも45度の容器底部傾斜126を有している。容器底部が円錐形である実施の形態において、容器底部傾斜126は、ゼロ度(平坦)、ゼロ〜45度の間、あるいは45度以上等、任意の角度であってよい。] [0023] インペラアセンブリ104は、ステンレス鋼または当業者にとって公知の任意の他の材料などからなってよい任意の枚数の羽根140を含むことができる。好ましくは、図5に示されるとおり、3枚のインペラ羽根140が存在する。本発明は、任意のインペラ、任意の枚数のインペラ羽根、ならびに任意の長さおよび構成のインペラ羽根を意図している。図5に示したインペラ羽根140の長さを、容器アセンブリ102の寸法、浮遊粒子106の所望のサイズ、ならびに他のプロセスおよび寸法パラメータに応じて、拡大または縮小することができる。] 図5 [0024] インペラ羽根140を、インペラアセンブリ104の回転軸に垂直な平面に対して任意の角度に傾ける(回転させる)ことができる。この傾き角により、インペラが、流体および気体を軸方向および半径方向に動かすことができる。1つの典型的な実施の形態においては、インペラ羽根140が、インペラアセンブリ104の回転軸に垂直な平面から約39度の角度に傾けられる。この実施の形態においては、図5に示されているPhiladelphia Mixing Solutionsの3MHS39というインペラが使用される。インペラ羽根を、約30〜約75度の角度に傾けることができる。] 図5 [0025] インペラ羽根140は、インペラアセンブリ104の回転軸に垂直な平面に対して、(インペラアセンブリ104の回転軸に向かって回転させられた)任意のレーキ角208(図2に示されている)を有することができる。レーキ角の測定の中心軸は、上述の傾き角の測定の中心軸に対して垂直であり、レーキ角および傾き角の両方が、インペラアセンブリ104の回転軸に対して垂直である。1つの典型的な実施の形態においては、インペラ羽根140が、インペラアセンブリ104の回転軸に垂直な平面から約39度のレーキ角を有する。他の実施の形態においては、インペラ羽根140が、約30〜約75度のレーキ角を有する。インペラ羽根140の外表面は、平坦であっても、例えばエアロフォイル設計などのように湾曲していてもよい。好ましくは、図5に示されるように、インペラ羽根140の外表面が、ハイドロフォイルの設計を近似するように、羽根の先端の2つの単純な曲げによって形作られる。別の実施の形態においては、インペラ羽根140の外表面が、ハイドロフォイル形状に湾曲している。] 図2 図5 [0026] インペラ羽根140は、液体160をインペラ羽根140に向かい、インペラ羽根140を通過するように上方へとくみ上げることができる軸流インペラの設計である。本発明が想定する多数のインペラの設計において、液体160の一部が、当然ながら、半径方向に進められる可能性がある。インペラ羽根140は、インペラ軸142の下端へと接続され、インペラ軸142の周囲のほぼ等間隔の半径位置に配置される。インペラ羽根140を、インペラ軸142の下端への取り付けのための1つのアセンブリにまとめることができ、あるいはインペラ軸142の下端へと個々に取り付けることができる。] [0027] 1つの典型的な実施の形態においては、機械駆動部144によってインペラ軸142へと伝えられるトルクが、軸からハブ146へと伝達される。ハブ146を、インペラ軸142へと溶接することができ、あるいはハブ146に、インペラ軸142に対するハブ146の回転を防止するために、キー溝またはセットねじを組み込むことができる。他の典型的な実施の形態においては、ハブ146に、インペラ羽根140をハブ146へと取り付けるための溶接または鋳造による耳を組み込んでいる。他の実施の形態においては、インペラ羽根140が、ハブ146へと溶接され、あるいはボルトで取り付けられる。インペラ軸142の下端は、インペラ羽根140よりも下方へと突出することができ、液体160内で羽根よりも低い深さに達することができる。] [0028] 機械駆動部144は、ギアボックス、ベルト駆動部等、インペラ軸142およびインペラ羽根140を所望の速度へと回転させるように構成することができる関連技術において公知の任意の機械駆動部であってよい。機械駆動部144は、インペラ軸142の上端へと接続される。] [0029] 軸方向の送りのインペラアセンブリ104を使用することで、サイズが最大63ミクロンの粒子または最大で毎分約1フィートの沈降速度を有する粒子について、浮遊粒子106の懸濁を可能にすることができる。軸流インペラアセンブリ104の回転速度を変えることによって、固体浮遊粒子106のための上昇力を変化させることができる。これらの上昇力を調節することによって、所望のサイズまたは所望の沈降速度を有する浮遊粒子106だけを懸濁させることができる。これにより、混合装置を粒子のサイズまたは沈降速度の分類に使用することが可能である。] [0030] 液体160は、本発明が使用される特定のプロセスに応じて、浮遊粒子106のための任意の単体媒体であってよい。液面162が、容器アセンブリ102において液体160が達する最高点である。1つの好ましい実施の形態においては、インペラ羽根140が、液面162から容器底部124までの距離の3分の1(1/3)まで沈められる。他の実施の形態においては、インペラ羽根140が、液面162から容器底部124までの距離の4分の1(1/4)〜2分の1(1/2)の間の距離まで沈められる。さらに、インペラ羽根140を、容器アセンブリ102内の液体160の所望の流れの特性に応じて、他の深さへと沈めることも可能である。] [0031] 液体160は、上方流領域164、過渡流領域166、および下方流領域168を含んでいる。上方流領域164は、その運動に軸方向(インペラ軸142の軸に実質的に沿って上向き)および接線方向(実質的にインペラ軸142の軸を中心にして回転)の両方の速度成分を有することができる。液体160は、上方流領域164を通ってインペラ羽根140に向かって移動する。好ましい一実施の形態においては、上方流領域164の中心の速度が、上方流領域164の外縁における速度よりも、速度の軸方向成分および接線方向成分の両方において大きい。上方流領域164の種々の部分の速度の間の関係は、容器アセンブリ102およびインペラアセンブリ104の寸法ならびにインペラ羽根140の回転速度に応じて、さまざまであってよい。] [0032] 過渡流領域166は、軸方向、接線方向、および半径方向(容器アセンブリ102の中心から容器側壁120に向かって移動する)の速度成分を有することができる。図1に見て取ることができるとおり、液体160が、液面162に向かって上方へと移動し、容器側壁120に向かって外へと移動する弧状の速度成分を有することができる。] 図1 [0033] 下方流領域168は、その運動に軸方向、接線方向、および半径方向の速度成分を有することができる。好ましい一実施の形態においては、下方流領域168の中心の速度が、下方流領域168の外縁における速度よりも、速度の軸方向成分および接線方向成分の両方において大きい。下方流領域168の種々の部分の速度の間の関係は、容器アセンブリ102およびインペラアセンブリ104の寸法ならびにインペラ羽根140の回転速度に応じて、さまざまであってよい。全体としての下方流領域168は、下方への移動と同時に、インペラ軸の周囲を移動する高速な接線方向運動にて移動することができる。下方流領域168におけるこの高速な接線方向および軸方向の運動は、容器側壁120へのスケールの付着の軽減または防止に役立つことができる。] [0034] 典型的な実施の形態においては、最大で約63ミクロンのサイズまたは最大で毎分約1フィートの沈降速度を有している固体粒子を、上向き送りの軸流インペラを使用し、円錐形の容器底部を備えている背の高い円筒形容器において、懸濁させ、分類するための方法および装置が提供される。] [0035] この典型的な実施の形態において、軸流インペラの羽根140が、容器の直径130に対する容器の高さ128の比が3よりも大きい容器アセンブリ102において、液体160に沈められ、液体160の上半分において中心に配置される。] [0036] この典型的な実施の形態において、インペラアセンブリ104の回転が、流体160の流れの3つの速度成分、すなわち軸方向成分、半径方向成分、および接線方向成分を生じさせることができる。半径方向の流れの速度成分は、インペラの回転によって引き起こされ、この流れが、流体160を過渡流領域166を通って容器側壁120に向かって移動させることができる。軸方向の流れの速度成分は、流体160を容器底部124から上方流領域164を通ってインペラ羽根140に向かって移動させるうえで役立つことができる。接線方向の流れの速度成分は、インペラ軸142の回転軸に実質的に一致する中央の垂直軸を中心にして、容器アセンブリ102内の流体の全体の回転を生じさせる。] [0037] 流体160の運動は、インペラアセンブリ104によって引き起こされる接線方向の流れの運動によって上方流領域164に上向きの竜巻状の効果が生み出される定常状態に達することができる。この実施の形態において、上方流領域164の流体160の接線方向の角速度は、容器側壁120における下方流領域168の接線方向の角速度よりも大きくてよい。また、上方流領域164の流体は、下方流領域168における軸方向の速度成分を超える軸方向の速度成分を有することができる。この現象が、容器底部124から過渡流領域166および液面162に向かって固体浮遊粒子106を上昇させることを可能にする。] [0038] 浮遊粒子106は、液体160に懸濁しつつ、上方流領域164、過渡流領域166、および下方流領域168の全体に運ばれる。一般に、浮遊粒子106は、液体160のうちの該浮遊粒子106が懸濁している部位と同じ速度ベクトルに従う。浮遊粒子106は、粒子上方移動領域200の液体160の運動によって、実質的に軸方向に、インペラ羽根140に向かって上方へと運ばれる。インペラ羽根140の上方を過ぎた後、浮遊粒子106は、粒子過渡移動領域202において容器側壁120に向かって運ばれる。浮遊粒子106は、ひとたび下方流領域168に達すると、粒子下方移動領域204において容器底部124に達するまで運ばれる。浮遊粒子106は、液体160からの沈殿が可能になるサイズへと成長したならば、沈殿粒子108となって、大型粒子収集領域206において容器底部124に集まることができる。ひとたび沈殿粒子108が大型粒子収集領域206に落ち着くと、これらの粒子を、他の産業目的に使用するために、好ましくは従来からの手段によって混合アセンブリ100から取り除くことができる。] [0039] 典型的な実施の形態において、浮遊粒子106は、容器側壁内表面122の付近で、粒子下方移動領域204において下方へと沈殿し始める。これらの沈殿粒子108が、好ましくは円錐形を有する容器底部124に集まる。沈殿粒子108が所望のサイズよりも小さい場合、粒子は、粒子上方移動領域200において再び上昇させられ、浮遊粒子106になる。この上昇および沈殿のプロセスを、沈殿粒子108が少なくとも所望のサイズになって、容器底部124の付近の大型粒子収集領域206にとどまるまで、繰り返すことができる。] [0040] 混合プロセスが浮遊粒子106のサイズを混合の最中に増大させる晶析装置の典型的な実施の形態においては、より大きな沈殿粒子108は、容器底部124の付近の大型粒子収集領域206のみにおいて振動する。沈殿粒子108を粒子上方移動領域200へと上昇させるために利用することができる上昇力は、インペラアセンブリ104の回転速度に依存する。したがって、インペラアセンブリ104の回転速度を変えることで、少なくとも所望のサイズである沈殿粒子108だけを、混合アセンブリ100から排出することができる。] [0041] 1つの典型的な実施の形態においては、液体160、浮遊粒子106、および沈殿粒子108の流れが、連続的である。連続的な流れは、液体160、浮遊粒子106、および沈殿粒子108が周期的、定期的、または連続的に容器アセンブリ102に追加され、容器アセンブリ102から取り除かれることを伴う。他の実施の形態においては、液体160、浮遊粒子106、および沈殿粒子108の流れが、連続的ではない。] [0042] 廃棄物消化装置の典型的な実施の形態においては、メタンまたは他のガスの気泡が、液体160の流れの最中に生じる可能性があり、これらのガスの気泡を、液面162および/または液面162の上方に集めることができる。液体160の流れの特徴が、ガスの気泡が上方流領域164の液体160の中心へと集まることを可能にする。次いで、これらの集まったガスの気泡が液面162へと放出され、それらを液面162において収集することが可能である。このガスの気泡の集中は、液面162における泡の形成を防止し、ガスのより容易な収集を可能にする。] [0043] 廃水処理の典型的な実施の形態においては、本発明を、最大で約3重量パーセント(3重量%)の浮遊スラッジを含んでいる液体および気体を混合するために使用することができる。] [0044] 以上の記述は、説明を目的として提示されており、以上の記述を、本発明を限定するものと解釈してはならない。本発明を、好ましい実施の形態または好ましい方法に関して説明したが、本明細書において使用されている言葉は、説明および例示の言葉であって、限定の言葉ではない。さらに、本明細書において、本発明を特定の構造、方法、および実施の形態に関して説明したが、本発明は、本明細書に開示の事項に限定されるものではなく、添付の特許請求の範囲の技術的範囲に包含されるすべての構造、方法、および用途へと広がる。当業者であれば、本明細書の教示にもとづいて、本明細書に記載された本発明に対して多数の改良をもたらすことができ、添付の特許請求の範囲によって定められる本発明の技術的範囲および技術的思想から離れることなく、変更を行うことが可能である。]
权利要求:
請求項1 粒子状物質を有する液体を混合するための装置であって、・前記液体を収容するための容器と、・実質的に垂直な軸を中心にして回転する軸流インペラとを備え、前記容器が、側壁および底部を備え、前記軸流インペラが、・前記液体の全高の約4分の1〜2分の1である距離だけ、液面の下方に沈むように構成されており、・(a)前記垂直な軸に沿って位置する内側の上方流領域と、(b)該インペラの上方に位置し、液体が前記容器側壁に向かって半径方向外向きに移動する過渡流領域と、(c)前記側壁に沿って位置する外側の下方流領域と、を生み出すべく上方へと向けられており、・可変速であり、流れが、前記液体において毎分約1フィートまでの沈降速度を有する固体粒子を同伴することができ、前記インペラの速度が、所望の沈降速度を有する粒子の前記容器底部への沈降を可能にするように選択される装置。 請求項2 前記容器の直径に対する前記容器側壁の高さの比が、少なくとも3である請求項1に記載の装置。 請求項3 前記容器底部が、円錐形であって、少なくとも45度の傾斜を有する請求項1に記載の装置。 請求項4 前記軸流インペラが、前記液体の全高の約3分の1である距離だけ、液面の下方に沈むように構成されている請求項1に記載の装置。 請求項5 流れが連続的である請求項1に記載の装置。 請求項6 前記容器が、ほぼ液面から前記軸流インペラまで前記容器側壁に沿って長手方向に延びているバッフルをさらに備えている請求項1に記載の装置。 請求項7 粒子状物質を有する液体を混合する方法であって、・前記液体を収容するための容器を用意するステップと、・実質的に垂直な軸を中心にして回転する軸流インペラを用意するステップとを含み、前記容器が、側壁および底部を備え、前記軸流インペラが、・前記液体の全高の約4分の1〜2分の1である距離だけ、液面の下方に沈むように構成されており、・(a)前記垂直な軸に沿って位置する内側の上方流領域と、(b)該インペラの上方に位置し、液体が前記容器側壁に向かって半径方向外向きに移動する過渡流領域と、(c)前記側壁に沿って位置する外側の下方流領域と、を生み出すべく上方へと向けられており、・可変速であり、流れが、前記液体において毎分約1フィートまでの沈降速度を有する固体粒子を同伴することができ、前記インペラの速度が、所望の沈降速度を有する粒子の前記容器底部への沈降を可能にするように選択される方法。 請求項8 前記容器の直径に対する前記容器側壁の高さの比が、少なくとも3である請求項7に記載の方法。 請求項9 前記容器底部が、円錐形であって、少なくとも45度の傾斜を有している請求項7に記載の方法。 請求項10 前記軸流インペラが、前記液体の全高の約3分の1である距離だけ、液面の下方に沈むように構成されている請求項7に記載の方法。 請求項11 流れが連続的である請求項7に記載の方法。 請求項12 前記容器が、ほぼ液面から前記軸流インペラまで前記容器側壁に沿って長手方向に延びているバッフルをさらに備えている請求項7に記載の方法。 請求項13 液体を混合する方法であって、・上端と、下端と、上端と下端との間を延びる実質的に円筒形の収容壁とを有している容器に、液体を供給するステップと、・実質的に垂直な軸を中心にして回転し、回転速度を調節するための手段を有し、前記上端から前記下端までの距離の約4分の1〜2分の1に位置する位置へと前記液体に沈められる軸流インペラを用意するステップと、・前記軸流インペラによって前記液体に、(a)前記下端から前記上端に向かって移動する前記垂直な軸に沿った内側流と、(b)前記軸流インペラから前記収容壁に向かう外向き流と、(c)前記上端から前記下端に向かって移動する前記収容壁に沿った外側流とを含む流れを生成するステップとを含んでいる方法。 請求項14 前記軸流インペラが、前記上端から前記下端までの距離の約3分の1に位置する位置へと前記液体に沈められる請求項13に記載の方法。
类似技术:
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